研究紹介
1. MOSTパターン・ランゲージの会
研究の目的
教育に情熱を注いでいる大学教員の相互研修の場である MOST コミュニティを、創造的な教育改善に取り組む挑戦者たちの相互支援コミュニティと捉え、そのコミュニティの活動や組織の特徴をパターン・ランゲージとして表現する。 この取組を通じて、MOST フェローとしての 10 期の活動を振り返るとともに、多様な背景を持つ大学教員の相互交流により自己組織的に発展する新しい教員コミュニティの在り方を提示したい。
活動の記録
長田尚子, デイヴィス恵美, 神崎秀嗣, 町田小織, 髙尾郁子, 田中浩朗 (2021) 越境的教育実践コミュニティにおけるパターン・ランゲージ開発の試み. 日本教育工学会研究報告集. 2021 (4), 33-40
長田尚子, デイヴィス恵美,髙尾郁子,神崎秀嗣, 田中浩朗 (2022) パターン・ランゲージの開発を通じた相互研修型FDの実践コミュニティに関する事例検討. 日本教育工学会研究報告集. 2022 (3), 34-41
長田尚子, デイヴィス恵美, 髙尾郁子, 神崎秀嗣, 田中浩朗 (2022) 当事者による実践コミュニティ理解の意味:パターン・ランゲージ開発活動中の談話 に着目して.日本認知科学会「教育環境のデザイン分科会」(SIG-DEE) 2022年度研究会 2022年11月26日
長田尚子(2023) 学習者のコミュニティを支えるパターン・ランゲージの可能性.大学英語教育学会(JACET)2022年度関西支部大会 招待ワークショップ 2023年3月4日
長田尚子, 田中浩朗, 髙尾郁子, 神崎秀嗣, 神谷健一, 勝又あずさ(2023) 教員による実践コミュニティをパターン・ランゲージで理解する(第29回大学教育研究フォーラム参加者企画セッション),第29回大学教育研究フォーラム発表論文集,78,2023年3月15日
長田尚子(2023) 当事者が語るコミュニティの共創:パターン・ランゲージで理解する「構成」,日本認知科学会第40回大会 オーガナイズドセッション「構成という活動とそのメカニズム:創発的活動における構成について考える」招待講演, 2023年9月7日
デイヴィス 恵美 , 長田 尚子, 髙尾 郁子, 神崎 秀嗣, 田中 浩朗(2023) 教育改善に向かう実践コミュニティの事例検討 ―相互研修型 FDから発展した実践コミュニティのパターン・ランゲージを用いて―, 大学教育学会2023年度課題研究集会ポスター・セッション, 2023年11月11日
長田尚子,デイヴィス恵美,髙尾郁子,神崎秀嗣,田中浩朗(2024)パターン・ランゲージで理解する教育実践コミュニティ - MOSTフェローシッププログラムを事例として - ,10th Asian Conference on Pattern Languages of Programs, People, and Practices (AsianPLoP 2024),2024年3月1日
長田尚子, デイヴィス恵美, 髙尾郁子, 神崎秀嗣, 田中浩朗, 勝又あずさ, 坂本洋子 (2024) 教員の実践コミュニティを考えるワークショップー当事者が開発したパターン・ランゲージを用いてー (第30回大学教育研究フォーラム参加者企画セッション),第30回大学教育研究フォーラム発表論文集,70,2024年3月13日
デイヴィス恵美,長田尚子,髙尾郁子,神崎秀嗣,田中浩朗,勝又あずさ,坂本洋子,田口真奈(2024)実践コミュニティにおける活動と学び合いの推進に向けて -パターン・ランゲージを用いた事例検討とワークショップ-(大学教育学会第46回大会ラウンドテーブル),大学教育学会第46回発表要旨収録,48-49,2024年6月8日